2011年11月15日火曜日

良品計画の奥谷氏は、なかなかオモロイ男であり、男として負けないようにがんばらねばならない

良品計画のweb事業部長の奥谷氏と関心空間の宮田氏、D4DRの藤元氏、村山らむね氏らと飲み。

良品計画は、ハンズと同様、店舗を主軸とした小売業である。その中での、奥谷氏の活躍ぶりがオモシロイ。

小売業では、ネットと店舗という話題に関しては、共通課題である。それは、相互送客の促進だ。奥谷氏は、組織を動かし、自分の業務分掌でない領域まで踏みこんで、実施している。尊敬だ。

そんな、なか、小売業(他の業態も一致するところはあると思うけど)の運営の中で、根本的な課題の議論があったので、ここに紹介する。

・商品を仕入れ、売り切るまでのプロセス(費用)の全体最適なコントロールをできている企業はない(非常に少ない)
ということである。

例えば、商品を仕入れてから売り切る(在庫を0にする)ためには、色々な施策がある。
・チラシをうつ
・4マス広告
・値段を下げる
・エンド陳列する
・アプローチ接客をする
・POPをつける
・店舗間移動する
・返品する(売上にはならないけど)
・ポイント施策をうつ
などなど

まあ、色々とある。通常、上記の施策の責任部署は、一つではない。別々の部署になっているのが通常である。商品部、販促部、在庫コントロール部、店舗など、色々だ。そして、それぞれの部署が、それぞれ予算編成をする。一度、予算編成確定されたものは、期中に部門間で修正するのは、難しい。

商品1つあたりの販管費の使われ方
とか
顧客1人の1回の購買にかかる販管費の使われ方
とか
そういうのを考え、結果、売り切るために、全体のMDプロセスの中での「期中」に、部署間を超えた費用の配分をコントロールを自由自在にやりたいね!
ってな、話しをしていたというわけです。

メーカーも同様、新製品の開発費、生産コスト、営業コストなどなど、同様に難しい現場があろうかと思います。はい。