2011年10月26日水曜日

サーバのサイジングは、もう、やめようじゃないか。不毛な作業だ。

PCサーバを利用している企業のIT部の方へ。

サーバ購入の際、100%、サーバのサイジングをベンダーに依頼していると思います。当社も、一応、サイジングをヒアリングします。

けど、正直いいまして、営業系のシステムのサーバサイジングは、1、2年くらいたつと「サーバリソースがいっぱいなので、メモリ、ディスクなどの追加が必要です」とベンダーは言い出します。

「当社は、営業系システムの機能毎に、PCサーバのサイジングをするのを、やめました」


サイジングの構造(人間のとる行動として)を別の観点で説明したいと思います。

問 スキー、スノボにいくのに、車を購入しようと思います。小さい子供や嫁さんを乗せる車です。

後輪駆動の車 100万
四輪駆動の車 300万

だった場合は、迷いますよね〜。基本、後輪駆動で、スタットレスタイヤで十分です。しかし、念には念を入れて四輪駆動のほうが、安全です。しかし、3倍もする車を買うのは、迷いますよね。

しかし、
後輪駆動の車 100万
四輪駆動の車 110万
だったら、どうでしょう? 四輪駆動を買うと思います。

これが、サーバの世界でも起きていることなのです。

昔は、メモリ、ディスクとも高価だったので、少しでも、ケチって、ギリギリのハードリソースで勝負しました。
しかし、今、メモリ、ハードディスクとも、すごく安いのです。

なのに、ですよ。

サイジングをするシステムエンジニアは、「価格の費用対効果のことは、全く考えません」
「純粋に、サイジングをする」のです。ここに大きな問題があります。

サイジングをしている工数や、もし、追加しなければ、ならないときの工数、もし、サーバが停止したときのインパクトを考えると、メモリ、ハードディスク投資は、「凄く、安く」「物凄く、ROIが良い」のです。

そう、「四輪駆動」を買っておけばよいのです。