2011年4月26日火曜日

会社の謎シリーズ:会社の方針は、誰が決めているのか

よく、「会社の方針だから、、、」「会社の決定事項だから、、」なんて、言い方をする。
さて、何が、どうなったら、会社の方針となるのか。実は、これは、なかなか、オモシロイのである。

誰でもわかるのが「経営会議決定事項」。これは、明らかに会社の方針である。
しかし、なんでもかんでも、経営会議にかかるわけではない。

例えば、「ブラウザは、クロームとIEを標準ブラウザとします。」とか「ディスク装置は、SATAディスクではなく、SASディスクを採用します」なんていうのは、経営会議事項ではない。でも、IT方針ではある。

企業の謎シリーズのポイントは、ほとんどの要職の人(社長以外)は、自分の考え(方針)が会社の方針であると思っていない点である。一部門長としての意見であり、会社の方針ではない、ということなのだ。でも、重要事項(経営会議事項)以外にも、決定しなければならないことはやまほどある。私は、それ=会社の方針でいいんじゃないかと思う。

でも、どの会社の部門長以上の人でも、会社の方針と言い切る人は、ほとんどいない。(まあ、別に、言い切る必要はないんだけども)

ただ、自分の意見が会社の方針となり、全社の方向を決めているのだということは、自認をし、よく考慮し、決めたことは、思いっきりアクセルを踏むことは重要だと思う。

そうそう、書いていて、思い出すのは、

「人間て、自分で重要事項を決定したくないなー、と思っている人が結構多い」
のだ。それは、多くはリスクをとりたくないなぁということが根底にあるんだと思うけど。
私は、決定することが大好きだ。仕事が進むということだし。決定の質×量が仕事であるとさえ思っている。だから、なんか、決定しないというステータスが気持ち悪くてしょうがない。

一日の終わりに、どれだけの決定・判断ができたかを振り返り、それが多いと、「あー、今日は、仕事したなぁ」、と思うし、少ない場合は、「今日は仕事してねーな」と思うけどな。