昨日のクラウドセミナーでは、当社のバレンタイン・ツイッター企画も説明した。いや、ふと、クラウドの定義ってなんだっけ?と思った時に、ツイッターもクラウド基盤の一つと言ってよいのではないかと思ったわけだ。
そもそも、クラウドってのは、内容としては、ASP(アプリケーションサービスプロバイダー)なのだ。
私の定義では、IT業界でSIビジネスをメインにやっていない企業をクラウドベンダーと定義している。グーグル、アマゾンなど、ビジネスのメインはSIではない。
ツイッター社が、データの所在を明らかにしているのかどうかは調べていないが、API経由でツイッター基盤を利用しているわけで、私からすると、ツイッターはクラウドベンダーなのである。
よく、クラウドというのは、データやサーバが雲の中にあるのでクラウドということになっているが、私は、営業マンが雲の中にいるのが、クラウドだと思う。
つまり、利用開始ボタンを押せば、すぐに利用できる可用性をもったサービスがクラウドなのだ。いちいち、営業マンと契約書などをかわし、エンジニアが対応しないとサービス開始できないのは、旧来のASPと同じと思う。
ま、クラウドという言葉も、今年中に使われなくなると思う。もう、IT業界のトピックではない。クラウドを利用することが企業の目的でもなんでもないからだ。
ネット上で、サービスを展開する会社がどんどん増えて欲しい。そして、その技術を開放することで、コンピューター業界というのは、もっと、進化し、消費者にとってもよいコンピューティングになると思う。