昔から”常識”と思われていることが、なんでだったんだろ? ってなってしまうことがある。
20世紀は、その人の収入や年齢などで、購入する車というものが決まっていた。
裕福でそれなりの年齢だとクラウン(いつかはクラウンというキャッチフレーズもあったくらいだ)
初めて買う車は、カローラやサニーだったのだ。
システムの世界も同じような”常識”がある
例えば、会計ソフト。
中小企業は、勘定奉行
中堅企業は、スーパーストリーム
大企業は、SAPやオラクルEBS
みたいな構図である。
企業規模(売上)の「格」に似合うソフトウエアってな感じだ。(決して、機能優劣とかじゃなくて、ブランドイメージなど含んだ全体的なイメージ)
基本的に、会計ソフトの機能は同じようなものだ。
しかし、大企業への提案は、「もう、貴社くらいになると、SAPかオラクルしかないでしょー」とSI企業は提案し、当の企業側も「SAPか、オラクルしかないと思うので、機能比較をしようかな」とか思っているのが現実だ。
そろそろ、こういう、まったく、本質でない”常識”は、捨てなければならない。
実は、みんな、思っているのだ。こういう”常識”は、実は間違っていることに。
考えてみてほしい。
フツーは、
高いソフトウエア=高機能=カスタマイズが極小=導入費用(人件費)が安い
となるのが一般人の考えるフツーである
しかし、実際は、全く逆だ。
高い、ソフトウエアを導入すると、必ず、導入費用は高い。
ハードウエアも同じ構造だ。
もう、そろそろ、本当の事を言っても良いのではないか。
でないと、別産業のプレイヤーに取って代わられることになるだろう。