企業において、予算管理の方法は、違う。
極端にいうと、予算を立ててあっても、期中にガンガン変更可能な企業と予算編成後は梃子でも動かない企業だ。
通常は、基本的には予算通りなのであるが、緊急性かつ重要な案件に関しては、修正予算として経営会議にかけることとなる。
ここで、マズイのが「予算通りの着地することが目的になってしまている」人がいることである。
予算というのは、活動計画の礎であるので、計画通りに企業として活動をするのは、正しいことである。しかし、製品のライフサイクルもどんどん短くなっている現代においては、先を見越した企業活動というのは、難しい。つまり、計画通り(予算通り)の活動では、現実のビジネスにスピードについていってない場合がある。
基本的な軸(活動方針)はずらさないが、スピーディーな英断が必要なのである。
修正予算をあげるというのは、自分の予算の読みが甘かったのではない。
よりより企業活動をスピーディーに遂行するために、期中にでも、修正予算を上げてでも実施したほうがよいのだ。
でも、これができる人は、少ない。ほとんどは、決められた予算・活動があるなか、予算とおりの活動をしようとする。
会社のために、修正予算を経営会議にかけてでも、炎のように働く人はすくないと思う。
ただ、これをできるのが、リーダーだと思うのだ。